我が家のシニアパグ犬12歳が足を引きずるように歩いていると発覚してから3ヶ月ほど経ちました。恥ずかしながらそれまで「ナックリング」という言葉すら知らず、爪の減り方がいつもより早くなっただけでは、これもまたしっかり認識できず、爪の横の肉球から血が出ているのを見て、慌てて色々調べて認識に至った。かなり自分の無知っぷりを嘆きました。あれから数ヶ月経ち、現在までのナックリング対策への試行錯誤の記録をお話したいと思います。
応急処置でテーブル椅子カバーを履かせてわかったこと
肉球を守るため、ほとんど何の知識もなくセリアに行って購入したテーブル椅子カバー。我が家のパグ犬の足のサイズとぴったりフィットしたのでとりあえず数日履かせて散歩に行った。その後ネットサーフィンをしていると、意外にこのカバーを補強したりして工夫して使っている方もいた。ただ他の人が書いているように、ただ何も工夫せずに履かせたら、1度の散歩でダメになってしまうほどの弱さではある。
1回で破けてしまう弱いテーブル椅子カバーを履かせて良かった点
●どのあたりが破れやすいのか観察できたことで、補強する場所がピンポイントにわかること
●フィット感があると違和感なく歩いてくれることが実証されたこと
上記2点を頭に入れつつ、ネットサーフィンと靴が売っている実店舗を回る日々を過ごした。
縫い物が全く苦手な私が自作で靴を作ろうと奮起するに至るまで
ネットでいろいろな人の体験談を見ながら、励まされたり、共感したり。実店舗で実際に靴や靴下、レインシューズを見て回る日々。店員さんに話を聞くと、靴はあくまでも肉球を保護・汚れや気温から守るのを目的としているから、足をひきづるように歩くとやはり、すぐにダメになってしまうということ。
たしかに以前購入した、ちょっとだけつま先が補強された靴下はすぐにダメになってしまったというのは経験済み。しかもフィット感も薄かったので歩きづらそうだった。
靴タイプはぴったりフィットして軽量なら試してみる価値がありそうだが、試しばきをするとなんだか歩き方がぎこちない。靴底がしっかりしているから重さもあるのだと思う。そして金額も高いものが多く、もし最高の一足が見つかったとしても、すぐ破けてしまうなら、毎月諭吉が飛んでいく。そのお金はもっと違う形でパグ犬に使いたい。
ナックリング対策専用の靴を買うべきか、ネットで見かけたテーピングにするべきか、手作りか。3択で悩みながら、使い捨てで対応する日々が続いた。
ナックリング対策用の靴はしっかりしたつくりが多くて、値段も高い。破れずにどのくらい使えるかは未知数。パグ犬は足が短い犬種なので、多少の重さの違いで余計に引きずりそうで心配。
テーピングはフィット感と重さの点はクリアだし、しっかり保護もしてくれそう。だが、土や落ち葉がある場所では、アスファルトより負担が少ないので、まだナックリングが軽度のうちのパグ犬には裸足で歩かせたいという私の思い。その度にテーピングを巻いたり外したりだと大変。
作ってみよう。
そう思うのだが、針に糸を通すだけでも億劫なほど裁縫は苦手な私にできるのだろうかと、そして破れたりダメになったりするたびに補修したりできるのかと、憂鬱になってしまう。
試行錯誤の第1号の手作りから迷走している靴。現在の完成形
靴作りに使えそうなものをとりあえずセリアで購入して色々ためしてみることに。
ネットで仕入れた情報や、手作りに使えそうなものを手当たり次第購入して、試作靴に励む日々。
セリアで購入したテーブル椅子カバーで〜10cmを履かせていた最初。足のまわりを測れば9cmだったのでしっかりフィット。これに破れやすい爪まわりと底を当て布で補強。(アイロンですぐくっつくやつ)
補強した布は伸びないので、〜10cmテーブル椅子カバーだとぴったり+伸びないで履けない。そこで〜12cmのカバーにあて布補強。が、やはり布は3日くらいでダメになった。
一番破けやすいところを人間用の靴の中敷を使って作ってみたら強度は良かったが、うちのパグ犬には大いに不満な結果に。フィット感が硬すぎてでないのだ。
〜12cmのテーブル椅子カバーに、ちょっと厚めのゴム製の手袋を切ってくっつけたら、これが非常に強度的にもフィット感も抜群。
(トップの画像)
グルーガンってものを初めて知って、補修しつつ、補強しつつ、1ヶ月弱は靴下がもつようになった。
現在は、靴底をギリギリまで小さくしたら歩きやすいか?とか、あて布を併用したら軽くなるか?とか試行錯誤は続いているが、ベースはテーブル椅子カバーの〜12cm+手袋で補強になりそうだ。手袋の種類も色々試していきたい。
余談だが、私の足のサイズは23.5cm。「この靴欲しいけど24.0cmしかない」って時に、厚めの靴下履いて調整すればいいかーと購入した靴が歩きづらくて、結局履かなかった経験がある。
パグ犬にとってもきっとそうだ。
ちょっとの大きさや素材でもっと歩きやすくなるはず。
これからも試行錯誤を繰り返しながら、靴を作ってあげたいし、ナックリング用の靴のレビューも随時読んで検討したい。
そして多くのシニアの犬たちの家族が悩みながらも明るくいろいろ試行錯誤している記事を読むと励まされるし、私も誰かの励ましになれたらと思う。